2011年9月5日月曜日

宇宙は何でできているのか

東大数物連携宇宙研究機構(IPMU)の初代機構長の村山 斉氏の著書を読んでみました.


村山 斉(2010)宇宙は何でできているのか-素粒子物理学で解く宇宙の謎-.幻冬舎新書.226p.

村山氏はカリフォルニア大学バークレイ校教授を経て,2007年から東大に移籍された方.まだ47歳と若いのに精力的に活動されている.最近は,NHKのコズミックフロントなどで何度も出てきているのでご存じの方も多いのでは?

最近の素粒子物理学や宇宙論を知るには最適な1冊です.村山さんの説明も大変わかりやすい.

すべての星やガスなど宇宙にあるすべての原子を集めても宇宙全体のエネルギーの4.4%しかなく,宇宙全体は23%の暗黒物質(ダークマター),残りの73%はまだ正体のよくわかっていない暗黒エネルギー(ダークエネルギー)でできているという.

最新宇宙論,素粒子論は結構面白い!と思った次第です.